「「一緒に暮らしてもいい」って言ってるんだったら暮らせばいいじゃない。お前の部屋は汚いから、転がりこめばいいだけの話だろ。そういえば、相手の子供って一緒に暮らしてるの?30代だっけ。」
「独立してるから、彼女一人暮らし」「何に引っかかってるの?」
「この歳で、同棲ってのもさぁ…」
どうやら、同棲でなく結婚したいらしい。
「イヤイヤイヤ、お前等の場合、結婚のメリットってひとつもないだろう。ただ結婚したいって言っても、むこうだって納得しないんじゃないの。」
「何で?」
「だから、銭勘定の絡む話とか、あるでしょう。結婚しちゃうと法的に50%はお前のものになるでしょ。死んじゃうと。 親としては子供に残したいでしょ。まあ内縁関係の期間によって財産分与も認められちゃうから一概に言えないけど。」
などといろいろ話したのちに、とりあえず一緒に暮らしてみればとはなしがまとまりかけたときにcが一言

「そういえば、ちゃんと結婚しようって言ったの?」
「……………………まだ。」

この飲み会の払いはAに押しつける事に決定した。