「ウィース」
部屋に入るがいつもと変わった様子はない。
いつもの三人が火燵でおでんをつついているだけだ。
いきなり本題に入るのも何なんで、勧められるままにおでんをつつく。
暫くして、Aに電話の真意を聞こうとするとあからさまにBが遮る。
そんなことが二、三度続いたその時、Bの携帯からふざけた着メロが流れ出す。




羞恥心。




彼に最も必要であろう。と、後で三人が三人とも思うことになるのである。