「この間、うちの近くで飲んだんですよ。なんか、すぐにでも結婚したいとか、子供は何人でもいいとか言ってんですよ。これって脈有りですかね?」
「??、別にそんな訳でもないんじゃない。いい人がいればってことで、まだ2回しか会ってないお前とって事ぢゃないだろ。」
「でも、今度の土日泊まりで遊びに行ってもいいような事言ってましたよ。   土曜は仕事だから日曜にって約束しました。」
「!?、バカ!!!そんな時は仕事なんてどうでもいいんだよ、普通行くだろ?」

男と彼の会話に軽い眩暈を覚えながら、私は男のケツに蹴りを入れた。
「せっかくのお誘いを断りやがって、知らねぇぞ〜」

「そんなことないっすよ、箱根に行く約束してきました。チューくらいしてきますよ。」
それを聞いた私と彼は深い溜息をついた。